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先輩職員(看護師)について

今まさに社会福祉法人姫路市社会福祉事業団というステージで活躍している先輩職員の生の声や、どのような一日を過ごしているのかをお届けします。仕事内容や魅力、やりがいなどを語ってもらいました。

お話を聞いたのはこの2名!

N・Hさん
障害者施設勤務
平成24年度採用
W・Mさん
高齢者施設勤務
平成29年度採用

質問1:姫路市社会福祉事業団で働こうと思ったキッカケは?

  • 以前NICUで働いていた経験から、「障害福祉」にも興味があり、勉強したいと思いました。また、地域で生活している方の支えになりたいと思い、入職しました。(N・Hさん:障害者施設勤務・平成24年度採用)

  • 学生の時に、障害のある方と関わる機会があり、どのような支援・看護を行っているのかという点に興味があったためです。また、福利厚生が充実していることもひとつのキッカケです。(W・Mさん:高齢者施設勤務・平成29年度採用)

質問2:働いている施設の概要と、その中でのあなたの仕事内容を教えてください。

  • 広畑障害者デイサービスセンターで働いています。在宅の知的障害、及び身体障害のある方が通所されている生活介護事業所です。利用者の健康管理、服薬管理、医療的ケア(喀痰吸引、気管内吸引、経管栄養、胃ろう、導尿)や皮膚ケア等を行っています。事業所の嘱託医師との連携、利用者家族からの健康相談、医療機関受診時の付き添いなどの対応をすることもあります。支援員へ医療情報の説明をすることもあります。(N・Hさん:障害者施設勤務・平成24年度採用)

  • 私が勤務しているふれあいの郷養護老人ホームは、様々な理由で、地域での生活が困難になった高齢者のための措置入所施設です。利用者の体調確認、受診支援、内服管理など、医療面での看護と介助を担っています。(W・Mさん:高齢者施設勤務・平成29年度採用)

質問3:仕事の面白さややりがいなどはありますか?

  • ケアを通して接していく中で、その方の反応や笑顔を見ることができた瞬間は、本当にやりがいを感じます。また、利用者家族から学ぶことも多く、日々新しい発見があったりします。(N・Hさん:障害者施設勤務・平成24年度採用)

  • 大小様々な不安を抱えている利用者に対して、看護師として話を聴き、必要と感じたことを伝え、それにより抱えている不安が少しでも軽減したと知ることができたときにやりがいを感じます。(W・Mさん:高齢者施設勤務・平成29年度採用)

質問4:仕事をするうえで心がけていることなどはありますか?

  • 例えば「お腹が痛い」と言えても、正しい部位や症状を伝えることが難しく、訴えることさえ難しい方がほとんどです。日頃から、一人ひとりの健康時のバイタルサイン、障害特性、持病、コミュニケーションの取り方を理解し、いち早く変化に気付けるように心がけています。(N・Hさん:障害者施設勤務・平成24年度採用)

  • 利用者が生活を送るうえで、様々な訴えや希望が出てきますが、何が必要で、解決すべき訴えなのかをしっかり話を聴き、判断することです。感染症対策では、自らが媒体とならないように対策・予防を徹底することです。(W・Mさん:高齢者施設勤務・平成29年度採用)

質問5:職場の雰囲気を教えてください。

  • サービス管理責任者や支援員等との情報共有を大切に、連携しながら仕事をしています。その方にとってどのような看護や支援が良いのか、みんなで意見交換しやすい職場です。(N・Hさん:障害者施設勤務・平成24年度採用)

  • 全体的に明るくあたたかい雰囲気です。職員間だけでなく、利用者と職員の間での話が活発です。(W・Mさん:高齢者施設勤務・平成29年度採用)

質問6:今後の目標を教えてください。

  • 私の好きな詩に「花」という詩があります。「形なく儚いものだけど、あなたという「花」の水だったり土だったり輝き続ける光でありたい」というものです。この先も色々な方の人生、つまり「花」をそっと支えられるような存在となって過ごしていきたいです。(N・Hさん:障害者施設勤務・平成24年度採用)

  • 利用者一人ひとりが、大きな不安を抱き続けることなく、安心・安全な生活を送れるように、看護師として成長していきたいです。(W・Mさん:高齢者施設勤務・平成29年度採用)

最後に、この仕事に興味のある方にメッセージを!

  • 医療行為が少ないため、医療従事者としてのスキルアップは難しい面もありますが、「障害福祉」という違う分野を学べる環境だと思います。医療従事者としての知識を活かして、医療と福祉をつなぐ役割は求められています。地域で暮らす方々を一緒に支えていきましょう。(N・Hさん:障害者施設勤務・平成24年度採用)

  • 病院勤務とは異なる環境で、驚くこと、疑問に思うことがあるかもしれませんが、私たちの関わりでたくさんの笑顔・安心につながる仕事です。(W・Mさん:高齢者施設勤務・平成29年度採用)

一日のスケジュール(2例)

障害者施設勤務看護師の一日のスケジュール(例)

  • 午前8時35分から午前9時15分:朝礼、利用者の受入準備
  • 午前9時15分から午前9時30分:休憩
  • 午前9時30分から午前10時15分:利用者の受入(体温測定)、利用者全員の健康観察、連絡帳にて家庭での様子の把握、医療的ケアの方のバイタルサイン測定、入浴の方のバイタルサイン測定
  • 午前10時15分から午前10時30分:利用者の朝の会、体位変換、水分補給、医療的ケアの処置(喀痰・気管内吸引、経管栄養・胃ろう注入、導尿等)
  • 午前10時30分から午前11時30分:活動プログラム参加
  • 午前11時30分から午後12時00分:喀痰・気管内吸引、排せつ介助
  • 午後12時00分から午後1時00分:食事介助、経管栄養・胃ろう注入
  • 午後1時00分から午後1時30分:昼休み
  • 午後1時30分から午後2時45分:活動プログラム参加、入浴の方のバイタルサイン測定、入浴介助
  • 午後2時45分から午後3時15分:体位変換、水分補給、医療的ケアの処置(喀痰・気管内吸引、経管栄養・胃ろう注入、導尿等)
  • 午後3時15分から午後4時30分:帰宅準備、送迎
  • 午後4時30分から午後4時45分:休憩
  • 午後4時45分から午後5時00分:記録記入、書類作成等
  • 午後5時00分から午後5時20分:終礼
  • 午後5時20分:退勤

高齢者施設勤務看護師の一日のスケジュール(例)

  • 午前8時35分から午前9時00分:朝礼、医療部ミーティング
  • 午前9時00分から午前10時00分:利用者の処置(点眼、吸入など)、内服薬仕分け、昼食時の配薬など
  • 午前10時00分から午後12時00分:通院介助、入浴介助(軟膏塗布、皮膚病確認など)、服薬介助、手指消毒介助など
  • 午後12時00分から午後1時00分:昼休み
  • 午後1時00分から午後3時00分:往診準備と往診対応、利用者の処置など
  • 午後3時00分から午後4時00分:入浴介助、通院介助、夕食時の配薬など
  • 午後4時00分から午後5時20分:通院介助、服薬介助、手指消毒介助、夜勤への申し送りなど
  • 午後5時20分:退勤
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